社会医療法人 同仁会 周南記念病院/居宅介護支援 訪問看護・介護 介護老人保健施設

肝臓病教室

 
休診日
土曜日・日曜日・祝日
お盆休み:8月15日
年末年始:12月30日~1月3日
地 図

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肝臓病教室のご案内

肝臓外来  沖田 極

肝臓病教室のご案内

 平成27年1月から肝臓病教室を始めました。その理由は、かつては肺結核に次いで第ニの国民病と言われた肝臓病が国を挙げての取り組みで治療法が進み、難治性と考えられていた肝臓病も今や治癒可能となってきたことを患者さんのみならず市民の方々にも知っていただきたかったからです。最も患者数が多かったB型やC型肝炎ウイルス感染に基づいた慢性肝炎もB型肝炎に対する核酸アナログ製剤による治療やB型肝炎ウイルスワクチンによる予防法の確立によって対し可能となり、また、C型肝炎ウイルスに対しては昨年末から経口薬(直接ウイルスを殺す薬剤という意味でDAA剤と言います)による治療が行われるようになりました。当院でもこれまで30~40人の患者さんがDAA剤による治療を受けておられますが現在のところすべての患者さんでウイルスが“ケンシュツサレズ”の状態になり、勿論、肝機能も正常化しています。全国には「肝炎患者の会」が結成されており、この会の活動もあり、驚くなかれ1錠が10万円以上もし、三か月から六か月という投与期間のために総額一千万円以上にもなる高額な治療費も公費や高額医療費助成などの支援により月額1~2万円の支払いで治療ができます。このように国の支援で安価な治療ができる国は日本以外にはありません。慢性肝炎が進行したものが肝硬変であり、肝癌なのです。肝硬変や肝癌に対しても診断法や治療法が格段に進み、肝癌の5年生存率は60%にも達しています。
肝炎ウイルス感染以外にも国が難病に指定した肝臓病があり国の難病指定にはなっていませんが自己免疫性肝炎という病気も存在します。この病気もほっておくと肝硬変にまで進行します。
現在、急増中の肝疾患は脂肪肝やアルコール性肝障害です。いずれも生活習慣の是非が図られませんと非アルコール性脂肪肝炎(NASH)やアルコール性脂肪性肝炎(ASH)に、更に、肝硬変や肝癌まで進展します。
肝臓病教室では“孫子の兵法”に習い、先ずは患者さんや市民の皆さんに肝臓病について知っていただき、それから肝臓病で悩んでおられる方一人ひとりからお話を伺い適切な診断や治療法を考えたいと思っています。病院からは、肝臓専門医、薬剤師、管理栄養士、看護師、事務職の方々が参加し適切なアドバイスを行うようにいたします。
肝臓病でお悩みの方、肝臓病について知りたい方には是非ともご参加ください。尚、8月の夏休みを除いて年間に11回開催の教室で、12月の最終回には修了証書をお渡しいたします。では教室でお待ちしています。

スタッフより

日時:毎月第1木曜日(8月を除く)14:00~15:00
場所:新館地下2階アルモニ

みなさまのご参加お待ちしております。

年間予定表


 

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