平素は、格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
社会医療法人同仁会 周南記念病院のルーツは、終戦後6年目の1951年に設立された徳山記念病院と、続いて設立された下松記念病院です。この2つの病院を合併し、それまで市民病院をもたなかった下松市の総合健康福祉構想の中核病院として、下松市民の大きな期待の中、2000年に設立されたのが周南記念病院です。
2009年には、山口県初の「社会医療法人」を取得し、より公益性の高い医療を担いながら、今日に至っています。
現在、周南記念病院は、23の診療科と250床(一般病床200床、医療療養病床50床)の許可病床を有し、急性期医療から回復期リハビリまで継続した医療提供体制を整えています。
内科では、消化器内科、神経内科、呼吸器内科を筆頭に、様々な疾患に対応しています。
外科では、消化器外科、呼吸器外科、血管外科、乳腺外科を主に行なっております。
中でも、消化器外科では、開腹手術から腹腔鏡を使用した低侵襲手術に移行しています。呼吸器外科では、CT肺癌検診で早期肺癌発見に努め、縮小手術により肺機能温存に努めています。血管外科では、動脈狭窄、閉塞、出血に対してカテーテルを使用した低侵襲手術を行っています。乳腺外科では、1cmに満たない超早期乳癌発見に努め縮小手術を行っています。
脳神経外科では、血栓回収術、塞栓術、血管形成術などカテーテルを使用した低侵襲手術を行っています。
整形外科では、人工関節、手外科、脊椎末梢神経外科、鏡視下手術を行なっています。
形成外科では、外傷、腫瘍、合指症などの手術のほか、院内褥瘡ゼロをめざし褥瘡管理を行っています。
麻酔科では、神経ブロックにより低侵襲な麻酔を行なっています。
救急部では、年間約5000件(内、救急車1/2)を受け入れ、周南医療圏の救急医療を支えています。
超高齢社会になって久しいですが、急性期医療を終えた患者様は充実したリハビリテーションによりADL向上に努め、社会復帰を目指しています。 地方の小さな民間病院ですが、多数の英文論文を発表し世界に周南記念病院を発信しています。
皆様には、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2019年4月吉日
社会医療法人同仁会 周南記念病院
病院長 橋谷田 博(はしやだ ひろし)
学歴:長崎大学医学部卒業
主な職歴:長崎大学心臓血管外科医局長