当院では、平成27年8月より、地域医療・介護を支えるための「地域包括支援システム」を推進することを目的に、その役割を担う病棟として4階東病棟(50床)を「地域包括ケア病棟」として新しく運用いたします。病気やけがによる急性期の治療が終わっても、退院に向けた準備期間が必要な方は少なくありません。
患者さまが、安心してご退院していただけるよう、この新しい「地域包括ケア病棟」では、きめ細かく在宅復帰のお手伝いをさせていただきます。
- 地域包括ケア病棟とは?
「地域包括ケア病棟」とは、入院治療後、病状が安定した患者さまに対して、在宅や介護施設への復帰に向けた医療や支援を行なう病棟です。 これは、リハビリや退院支援など効率的かつ高い密度の医療を提供するために必要な厳しい施設基準をクリアして国から許可を受けたものです。主治医・看護師・リハビリスタッフ・医療相談員等の専門スタッフが緊密に連携して、ご自宅等への復帰をめざす患者さまの在宅復帰支援を行なってまいります。 - どんな場合に入院するのですか?
在宅あるいは介護施設に復帰予定の方で、主に次のような患者さまが対象です。
①急性期の入院診療(手術・肺炎・発熱・外傷など)により病状は改善したが、もう少し治療・経過観察等が必要な方
②入院治療により病状は安定し、在宅復帰に向けてリハビリテーションが必要な方
③在宅での療養準備が必要な方 - 地域包括ケア病棟への入院の流れは?
地域包括ケア病棟をご利用していただく場合は、一般病棟に入院後、医療スタッフの判断により、患者さまやご家族さまへご提案をさせていただき、「地域包括ケア病棟」へ移動して、継続入院となります。
超高齢化社会を迎える中、
地域の基幹病院として、 急性期医療を維持しながら、
患者さまの状態に応じた適切な医療サービスの提供を心がけ、
今後もよりいっそう地域医療の充実に取り組んで参ります。